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二分法:臨機応変と慎重

臨機応変=EN, IS 慎重=ES, IN 臨機応変: SEI、ILE、LSI、EIE、ESI、LIE、SLI、IEE ・臨機応変なタイプは、与えられた状況(例えば、タスクを課せられた条件下)でアクセスできる情報のみを使用して、解決策を模索および問題を解決する傾向がある。したがって、このタイプは、新規のタスクごとに、指定されたタスクに適合する新たな「アルゴリズム」を作成する。 ・提起された問題に対して回答する際に、回答を模索して問題を解決する背景(準備段階、情報の収集、過去の経験など)は言及されず、黙って「暗示」される。 ・話をする場合、臨機応変なタイプは一般概念として「予測する(anticipate)」という言葉を頻繁に使用する。通常、それらは「必要となる」、「良くなるだろう」、または「すべてを予測する」ことは「不可能」であることを意味する。 慎重: LII、ESE、IEI、SLE、ILI、SEE、EII、LSE ・問題を解決する場合、慎重なタイプは、彼らの経験が有す幅広い「プール」から情報を「収集」する(課題を検討する時、全ての経験と知識を参照して答えを見つけようとする傾向がある)。慎重なタイプは、既に作成され、実績のある方法(アルゴリズム)を使用して、問題を解決する傾向がある。 ・提起された質問に回答する場合、幅広い文脈をカバーする。答えを求める準備段階、この模索を取り巻く状況、利用可能な情報について言及する。 ・慎重なタイプは、一般概念として「予測する(anticipate)」という言葉を使用することは滅多にないが、何らかの行動や計画を説明する場合、具体的な例(予想できる方法の例を示す)を用いてこの概念を示す。 例 トピック:休暇を計画し、過ごす方法。 臨機応変 :「最低限の『もの』で間に合わせるようにしているので、荷物が多くなることはありません。万事に備えることは不可能です」「きっと忘れ物はあるでしょう。服や傘、本、地図、カメラ、薬を詰めます。本は確実に持っていきます。行く先では娯楽が見つかるだろうし、どんな物でもそこで探し出せるでしょう」「楽しい時間を過ごすために必要なものを、最低限持っていきます。個人の衛生用品、医薬品、必要な衣服。一般的な娯楽は予想できません」「本当に最低限のものだけです。適切な履物、新しい水着を購入して、旅行や遠出を計画します」「起

二分法:構成主義と情緒主義

構成主義=Tp, Fj 情緒主義=Tj, Fp 構成主義: ILE、ESE、EIE、SLE、ILI、ESI、SLI、EII ・他の人々と接触する際に、構成主義は交流の感情的な局面を抑えるか、完全に回避(「スキップ」する)しようとする。彼らは、全体的な感情的態度を、交流において必要な要素として考慮しない(交流において、彼らは共に何かを議論したり、実行したりする。常に感情的な「再調整」を行うわけではない)。 ・構成主義にとって、内面の感情状態と共鳴する感情的な「いかり」(特定の場所、本、映画などと結びつく)は重要である。このような支えの助けを借りて、自分の内面の感情状態を保持、または強化する。彼らは本を再読したり、その場所に関連する感情を体験するためだけに、同じ場所を再訪する傾向がある。 ・彼らは「感情に耽った」状態になり、提示された素材の全体的な性質を好むかどうかに関わらず、強い感情を体験することがある(例えば、ある映画を全体として嫌っているが、作中のあるシーンで笑うことや泣くことがある)。 ・何かを実行したり考えることへの要求よりも、他者の感情や心配事から自分自身を切り離す方が難しい。 情緒主義: SEI、LII、LSI、IEI、SEE、LIE、LSE、IEE ・他の人々との交流で、彼らを「正しい」感情状態にしようとする(または自分自身を再調整する)。交流において、全体的な感情の方向性に引き込まれる(コミュニケーションや人間関係を、別々のタイプの活動-「雰囲気への没頭」として区別する)。何らかの問題に関する議論の最中に、情緒主義は主題から「はぐれて」、感情的な交流に「出かける」ことがある。 ・情緒主義は、既に乗り越えた古い経験(それが感情的に楽しいものであっても)に立ち返るよりも、新しい印象を好むだろう。彼らが本を再読したり同じ場所を再訪するのは、経験を忘却した場合、または何か新しいものを見出すことを期待する場合である。 ・専門外で提示されたものとして認識された「質の悪い」情報(例えば、本、映画、旅行)は、彼らに感情的な反応を引き起こさず、無関心なままである。 ・他者の感情や心配事よりも、何かを実行したり考えることへの要求から距離を置く方が難しい。 仮説 構成主義は感情をそれほど批判的に受け取らず、感情に「満たされる」。特定の感情状態に陥った後、構成主義は長期間その

二分法:戦術と戦略

戦術=Np, Sj 戦略=Nj, Sp 戦術: ILE、ESE、LSI、IEI、ILI、ESI、LSE、IEE ・戦術タイプは、現在の状況、直近の行動、実際的な選択に注意を向ける。つまり、これらのタイプは、この連鎖が導く可能性のある目標ではなく、方向性、一連の出来事に重点を置いている。 ・原則として、到達したい単一の「ポイント」、つまり目標を「固定」することはない。したがって、彼らが進んでいる方向は変化する傾向がある。 ・戦略タイプとは対照的に、常に現在のアクションを望ましい最終状態(「目標」)と比較する傾向はない。新しい目標は、現在のルートにどれだけうまく適合しているか(順守している方向にいかに目標が一致しているか)に従って評価される。 ・現在発生している出来事、または過去に発生した出来事(発生した、または発生した可能性があるもの)のあらゆる可能性、つまり異なるシナリオ、結果(発生する可能性と発生していただろう可能性)を同等に認識する。 ・意識的に目標を設定しない、または非常に稀にしか設定しない(状況によってプレッシャーがかかった場合)。遠大な(非常に長期的または包括的な)目標を設定することを避ける。「なぜ計画しなければいけないのか-いつでもその瞬間に生きる必要がある」。 ・戦術的なタイプは、ルート/経路を意識的に操作する。現在のイベントや行動(経路など)の様々なあり得るバリエーションを調べて比較し、何らかの基準(例えば、最適な効率)に従って配置する。 ・戦術タイプが具体的な目標に向けた行動を評価する場合、目標に到達すると、彼らは空虚感、喪失感を覚える。 ・語彙:戦術タイプの発話では、「方法」「手段」「メソッド」という言葉がよく使われる。自身の行動の目的について話すのではなく、他の概念に置き換える(「必要性」「夢」「興味」「タスク」など)。 戦略: SEI、LII、EIE、SLE、SEE、LIE、EII、SLI ・戦略タイプは、彼らが到達したい「ポイント」に注意を向ける。つまり、行動や出来事そのものではなく、行動の目標に集中する。 ・原則として、戦略タイプは方向性、つまり、目標に至る具体的な行動を確定しない。したがって、目標達成に向かって動く「軌跡」は変更可能である。 ・望ましい目的(目標)にどれだけ近づけるか、という観点から

二分法:貴族主義と民主主義

民主主義=アルファ、ガンマ 貴族主義=ベータ、デルタ 民主主義: LII、ESE、ILE、SEI、ESI、LIE、ILI、SEE ・民主主義は、主に個人的な資質によって自身を認識、区別する。他の人々を認識する場合、彼らの個人的な資質は同様に重要である(どの程度この個人と親しいか、興味深いか、楽しいか、または不愉快であるか。知性、アイデア、外観、趣味など)。このため、個人主義(「私は私」)は民主主義に固有のものである。 ・民主主義は、個人の特性(権威、知性、個人の業績など)に基づき、特定の個人に対する態度を形成する。民主主義は、特定の個人が持つ優位性を個人の資質から引き出して認識する。民主主義と他者との関係は、いずれかのグループに属することや、これらのグループにおける代表者との関係を基準としない。 ・民主主義のタイプは、交際する人々を特定の「仲間の輪」に属す代表としては、認識しない傾向にある。特定の「仲間の輪」は、この輪のメンバーに固有の特別な特性を有す。 ・民主主義は、特定の個人(例えば、「典型的な代表者」)が属す「グループの特徴」を一般化した表現を、使用しない傾向にある。 貴族主義: LSI、EIE、IEI、SLE、EII、LSE、SLI、IEE ・貴族主義は、集団の繋がりを通じて他の人々を認識、定義することが多い(グループへの区分は、ほぼあらゆる基準に基づいて行われる。専門性や理論、年齢や国籍、居住地、または居住している階層など)。例:「私は...の代表です」「この人はかくかくしかじかの者です…」。集団主義は、貴族主義のタイプに固有のものである。 ・他の人々に対する彼らの態度は、その人物が属すグループに対する彼らの態度に影響を受ける。貴族主義にとって、2つの対立するグループに同時に所属することは理解に苦しむ。「あなたは私たちに属すか、彼らに属して私たちと対立する」。 ・貴族主義はある特性によって「仲間の輪」を区別し、何らかの「特異性」を実現する。 ・発話において、貴族主義は「グループ」、「象徴的な代表」、「私たち」、「全員が同じです」などの表現を頻繁に用いる。 注記 1.簡潔に言うと、これらの各属性が有す本質は次のように表現できる。集団である「私たち」(貴族主義)または個人である「私」(

二分法:リソースとアイデア

リソース:ET, IF アイデア:EF, IT リソース: SEI、ILE、IEI、SLE、ESI、LIE、EII、LSE ・リソース型の場合、個人リソースは「個人の領域」(つまり、妥協できないもの)に分類され、「個人の境界」によって隔てられるが、アイデアは操作されるオブジェクトである。対応する適切なリソース、または機会によって支援される場合のみ、アイデアに惹きつけられる。 ・リソース型は、他の人々とやり取りしながら、自由に自身の興味を表現する(彼らはイメージを簡単に共有し、意見の相違を表明したり反論を検討して、自身のアイデアを他者に共有・協同する傾向がある)。これらのタイプは、アイデアを「自分のもの」および「他者のもの」として明確に表現する。 ・このタイプは、リソースを巡る対立の際に自衛行動を取るが、アイデアに対する侵害には注意を払わない。誰かがリソースを求めて「個人の領域」に侵入しようとすると、彼らは鋭敏に反応する(この反応は、リソースの「不可侵性」に関連する)。 アイデア: LII、ESE、LSI、EIE、ILI、SEE、SLI、IEE ・アイデア型にとって、リソースは操作できるオブジェクトだが、アイデアは「個人の(「不可侵」)領域」に分類される。アイデアがある場合、彼らは適切なリソースと機会を求める。 ・アイデア型は、他の人々とやり取りしながら、リソースを自由に操作する(彼らはそれらを「共有」および「取引」することができ、意図的にそれらを満たして使い果たす)。自分のリソースと他者のリソースの境界線を敏感に認識する。 ・アイデア型は、自分のアイデアの領域への侵入を防衛するが、同時にリソースへの侵害には注意を払わない。誰かが自身のアイデアをこのタイプに押し付けようと個人の領域に侵入すると、その反応は十分に抑止的で鋭いものになる(このような反応は、他者と自身のアイデアが一致しない場合に起こる)。 注記 この二分法の重要な概念は、「個人の領域」、「リソース」(我々が自由に利用できるもの)、および「個人的な関心」(ここで意味するのは個人的な利益ではなく、興味を持って追究し、個人的な責任と愛着を感じる対象)である。「個人の領域」とは、個人が自分自身の不可欠な部分であると感じ、それを放棄することができず、外部からの押しつけや侵入に対して防

二分法:静的と動的

静的=Ep, Ij 動的=Ej, Ip 静的: ILE、LII、LSI、SLE、SEE、ESI、EII、IEE ・静的タイプは、現実を一連のエピソード、シーン、写真として見る。静的タイプの意識は、変化の連続的な流れではなく、これらのばらばらな個別状態を知覚することに向けられている。 ・静的タイプが出来事の説明を行う場合、出来事自体を一般化し、それを類似イベントの中にある個別のイベントとして扱う傾向がある(「大抵、私は新年を祝います...」)。 ・通常、静的タイプの話には展開の中心となる主要人物が1人いる。これは話の過程でほとんど変化しない。 ・静的タイプの話では、行動の説明やイベントの流れよりも、状態の説明が優勢である。これに加えて、ある状態から別の状態への移行は連続的なものではなく、ある状態から別の状態へ飛躍する。 語彙:連鎖動詞として「to be」(「~になる」「~に見える」)を頻繁に使用する、法動詞によって非人格的な提案を頻繁に使用する(「しよう」の代わりに「したい」、「できる」、「することが可能だ」)、動詞なしの構文使用。 動的: SEI、ESE、EIE、IEI、ILI、LIE、LSE、SLI ・動的タイプの場合、出来事は連続した繋がりとして見なされ、個別のエピソードに断片化されない。動的タイプの意識は、別個の状態ではなく変化の連続的な流れを知覚することに向けられている。 ・出来事を説明する時、動的タイプは発生した具体的なイベントを一般化せずに説明する傾向がある(「去年の正月、私が行ったのは…」)。発話において、動的タイプは自身が描写している出来事の中心におり、聞き手はそこに「引き込まれる」ような印象を受ける。 ・通常、動的タイプによる話では、全ての登場人物がある時点で主役になり、中心的な役割を担う。この役割は無生物にも与えられる。 ・動的タイプの話では、プロセスの描写が優勢である(既に発生したものではなく、発生中、起こっている、進行中のもの)。 ・語彙:直接的な目的を持たない行動動詞を使用する(「動いた」、「なった」、「させた」、「決心した」、「気分転換した」、「少し泣いた」)。彼らの話には、語り手や他の登場人物の行動、それら全ての相互作用を表現する多くの動詞が使用される。 注記 文章の文法的な構造にアナロジーを引

二分法:合理と非合理

合理型=Lxx、Exx 非合理型=Sxx、Ixx 合理: ESE、LII、EIE、LSI、LIE、ESI、LSE、EII <定義> ・動き、行動、言葉、感情表現は、他者への直接的な反応である。心身の状態は正しい行動と感情によって決まる。 <知覚> ・心身(直観と感覚)の特定状態を生み出す、正しい行動と感情(論理と倫理)に焦点を当てる。 ・状況に対する期待に従って行動する。予測または計画を立て、行動する。 ・コミュニケーションにおいて言葉と話し方に注意を向ける。 ・言葉、行動、感情に対して即時に反応する。 ・安定した信頼性の高いシステムおよび状況に惹かれる。 <生理> ・角度のある、離散的な動き。 ・内部張力(準備姿勢)。 ・顔と体は直線的かつ角ばっている。 ・直線的なバイオリズム、行動、感情、気分。 ・安定した精神状態。 ・構造化された環境で活躍する。 <感情> ・他者の感情、行動、言葉に即座に反応し、感情は鋭くはっきりしている。 ・気分は変わりにくく、一定の状態。 <強み> ・断固として行動し、安定した状況で正しい進路を保つ。 ・物事を整理する。 ・タスクを完了してから別のタスクを開始する。 <弱み> ・規則が急速に変化する状況に置かれた場合、容易に混乱する。 ・多くの場合、タスクが完了した後にリラックスすることが難しい。 <人間関係の態度> ・行動、感情、愛着、関係の決まり事について話し合う。 ・順次的な関係の進展:「私たちはデートしている」、「今、私たちは付き合っている」、「今、私たちは一緒に住んでいる」 ・感情的および身体的な距離は、直線的に近づいたり離れたりする。 非合理: SEI、ILE、IEI、SLE、SEE、ILI、SLI、IEE <定義> ・動き、行動、言葉、および感情表現は、心身の状態(感情、感覚、および気分)によって決まる。他者の行動に直接反応するのではなく、これらの行動によって引き起こされる心と体の状態に反応する。 <知覚> ・特定の行動と感情(論理と倫理)を生み出す、心と体の正しい状態(直観と感覚)に焦点を当てる。 ・現在の心の状態(衝動性)に従って行動する

二分法:論理と倫理

論理型=Lxx、xLx 倫理型=Exx、xEx 論理: ILE、LII、SLE、LSI、LIE、ILI、LSE、SLI <定義> ・無生物のオブジェクト、論理的な関係、客観的な真実に焦点を当てる精神プロセス(精神機能)。 ・自分を取り巻く論理的な世界の変化(システム、手順、ルール、アクション、言葉の内容、使用されているアルゴリズム)を常に意識的に受け入れ、迅速に対応する。 ・倫理的な世界の変化(人々の気持ちや感情、心理的雰囲気、他者の反応)に対する反応は鈍く遅い。 <知覚> ・主に物質的な要求、非人間的な世界、または任意の環境における「物」の世界に、焦点を当てる。 ・正しい/間違った、論理的/非論理的(つまり、客観的に正しい言葉の意味と行為はどんなものか)という観点で、主に物事を知覚する。 ・コミュニケーションでは、言ったこと/行われたこと、話の内容に集中・検討する。 <生理> ・表情やボディランゲージに乏しい。 <感情> ・外側に表れる感情の幅が狭い。 ・他者に対する感情は安定して長期的。 ・他の論理型と接する時はほとんど無表情だが、倫理型の感情を反映することができる。 <知的資質> ・タスク指向。 ・人を誤解させず、正しい情報を伝達することに焦点を当てる。 ・事実と論拠を使用して他者を説得する。 <強み> ・客観的(非人間)な世界を扱う。 ・他者が提唱する不完全な論理、行動、手順に対抗し、正しい論理と手順を説明する。 ・論理の領域で独立した決定を下す。 ・人の誠実性と行動を評価する。 <能力> ・無生物のオブジェクトとリソースを扱う。 ・技術、機器、メカニズムの操作。 ・手順と指示を作成、理解する。 <規範または経験則> ・感情や気持ちを示すために、他者の倫理規範と経験則を厳密に守ろうとする。 <弱み> ・道徳面。 ・他者の気持ち、感情的な反応、主観的要因に対処せざるを得ない場合、しばしば無力感を感じる。 ・感情的な操作を受けやすく、人の本当の感情や態度を適時に認識しない。 <典型的な不安> ・多くの場合、他人に対して何らかの気持ちを抱き、感情を表明する権利に自信がない。

二分法:直観と感覚

直観型=Ixx、xIx  感覚型=Sxx、xSx 直観: ILE、LII、EIE、IEI、ILI、LIE、IEE、EII <定義> ・目に見える具体的なものよりも、目に見えない抽象的なものについて思考、研究、作業し、それを基に決定を行う。 ・意図、価値、予期、パターン、精神構造を分類する。 ・自身を取り巻く直観的な世界の変化(抽象的な状況、タイミング、隠れた動機、戦略の変化、情報)を常に意識的に受け入れ、素早く反応する。感覚世界の変化に対する反応は鈍く、遅い(快適性と不快感、物理的環境、美学、感覚、人々は何を着て何をしているか)。 <知覚> ・瞬間の感覚データよりも現実の一般化(現実の抽象的な精神表現など)に焦点を当てる。 ・状況およびプロセスの抽象的なパラメータ(タイミング、潜在性、目的、隠れた要因など)を高度に知覚する。 ・感覚データや物理的感覚への知覚は鈍い。 <生理> ・細面で、顎に比べて広い額を持つ。 ・動きに対する意識は低く、精神に集中している。 ・通常、視線はどのオブジェクトにも焦点を合わせていない。視線を据えずにオブジェクトを見る。 ・「か細い」声であることが多い。 <感情> ・感情とは距離を置いているように見え、しばしば現実の精神的表象で起こっている現象に結びついている。 ・通常、洒落や言葉遊びが多い。 <知的資質> ・ 直観は知性を意味するものではない。 ・帰納的思考:全体から部分(森を見る)。最初に全体像またはシステムを理解してから、具体的な現実を見る。 ・決定を下すには全体像を見る必要がある。 ・概念的思考。 ・戦略家。 <強み> ・人や状況に、視認できない可能性を開拓する。 ・戦略的先見性。状況とプロセスに内在する展望と危険を見出す。 ・意義と戦略的一貫性を生み出す。 <能力> ・隠れた問題が何かを推測する。 ・大量の文書データの処理。 ・情報の追跡とカタログ化。 <弱み> ・物事を迅速に行う必要がある状況において適応が遅い。 ・しばしば自分の好みや欲求がわからない。 ・家事や雑事を行うこと。 ・実務性に欠ける。 ・計画を具体化せずに潜在性を追求し続け

二分法:外向と内向

外向型=xxE、内向型=xxI 外向: ILE、 ESE、 SLE、 EIE、 SEE、 LIE、 IEE、 LSE    <定義> 世界をオブジェクトとして認識する。オブジェクトの特性からオブジェクトの関係を推定する。オブジェクトの関係に影響を与え、オブジェクト固有の特性をより適切に反映する。 <知覚> ・外界との主観的な関係よりも、外の世界の要求と客観的な性質に焦点を当てる。 ・分解、研究、認識、および相互に比較できるオブジェクトとして、世界を認識する。オブジェクトの特性からオブジェクト間の関係を推定する。 ・オブジェクトの品質は確固としたものだが、オブジェクト間の相互関係は変更可能と見なす。オブジェクトの相互作用を変更して、オブジェクトの品質に適合させる。 ・自分や他者を中心に成り立つ出来事や状況に責任を感じる。 <生理> ・エネルギーの消費に焦点を当てる。完全な平衡状態に達するためには、エネルギーと注意力を費やす必要がある。 ・一般的に、覚醒の最適レベルが高い。 ・平均して、威厳があり自信に満ちた声を持つ。 ・肩から下で身振りをする傾向がある。 <感情> ・ ソシオニクスの外向は社交性を指すものではない。 ・馴染みのない環境にいる場合や、エネルギーを使ったり注意を向ける相手がいる場合に活気づく。 ・他者に関与することを好み、自分に干渉しようとする人間を評価しない。 <知的資質> ・広く浅く興味を持つ。自身に適合しないものに興味がある。 ・退屈しないように外部刺激のより大きな流れを必要とする。 ・注意や考えは現在と近未来に集中する傾向がある。 ・考えを整理するために意見を口に出して話す必要がある。 <強み> ・一から物事を始める。 ・人々の特性とスキルを客観的に比較する。 ・人の個性や価値観を尊重し、それらを変えようとしない。 ・新しい責任を進んで引き受ける。 ・タスクの規模を拡大する。 ・状況を作り上げ管理する。 ・人と人との新たな繋がりを形成する。 <能力> ・知り合いを作る。 ・組織的な活動を展開する。 ・他者に働き掛ける。 <短所> ・意義を理解し、自身を見失わないよう

二分法:概要

MBTI同様、ソシオニクスにも二文法が存在する。MBTIの場合、E/I、N/S、T/F、J/Pという4つの指標のみだが、ソシオニクスには15の指標がある。4つの指標はユングを参考に設定されたものだが、11の指標はReininが追加したものである。11の指標は文字として表記されないが、タイプの特徴を表すとされる。なお、この記事は概要のみとなっているが、各指標の詳細は順次、投稿していく。 レーニンは二分法の存在を数学的に証明したが、この二分法を使用することに批判的な研究者もいる。ストラチエフスカヤやグレンコは二分法を利用して、タイプ間の関係やクアドラの説明を試みている。また、ソシオニクスの二分法は独立した特性ではなく、モデルの異なる機能における様々な情報要素の位置づけの結果として認識される。 1. 外向 : ILE、 ESE、 SLE、 EIE、 SEE、 LIE、 IEE、 LSE    ・精神的エネルギーが外部に向かうことが多い。 ・集団と交流するとエネルギーが増す。 ・孤独になるとエネルギーが低下する。 ・通常、エネルギーレベルは高い。 ・周囲のことにより関心を向ける。 ・より活動的で主導的な傾向がある。 ・新しい友人を容易に作る場合が多い。 ・自己表現が得意な場合が多い。 ・チームで取り組むことを好む場合が多い。 1. 内向 : LII、 SEI、 LSI、 IEI、 ESI、 ILI、 EII、 SLI     ・精神的エネルギーが内部に向かう場合が多い。 ・一人でいる時にエネルギーが増す。 ・集団と交流するとエネルギーが低下する。 ・通常、エネルギーレベルは低い。 ・自分の考えや感情により関心を向ける。 ・より受動的で消極的な傾向がある。 ・多くの友人を持たないことが多い。 ・集中することが得意な場合が多い。 ・ひとりで取り組むことを好む場合が多い。 2. 感覚 : SEI、ESE、LSI、SLE、SEE、ESI、LSE、SLI  ・より現実的で地に足がついている。 ・全体像よりも詳細に気が付く。 ・今この場の生活、周囲の物事により関心を向ける。 ・生来、物理的な衝突に自信がある。 ・理論よりも実践に興味がある場合が多い。 2. 直観 : ILE、LII、EIE、IEI、ILI、LIE、EII、IEE ・より理想主義で空想に耽っている。 ・詳細よりも全体