スキップしてメイン コンテンツに移動

INFP:サブタイプ

INFPのサブタイプ

最高の状態にあるINFPは、新たな方法で世界を想像できるアーティストである。物事がどうなるかを理解して、新しいアイデアを思いつく創造的なプロセスを楽しむ。しかし最悪の場合、彼らは自分自身のために発言し、自己表現することに苦心する可能性がある。虐げられたり批判されることを恐れて、自らを特別なものにする資質を世界から隠す隠者になることがある。

INFP-Fi:アーティスト

INFPの内向的感情が強い場合、あなたは自身の価値観をはっきりと認識する。自らを信頼し、真実を世界に伝えることが重要である。社会に溶け込んだり、順応したりするために、自身を偽る必要があると感じてはならない。内向的感情は、自身のユニークな点を認識させる。INFP-Fiは、世界について話したり表現できる強い価値観と信念を持つ。

INFP-Fiは、彼ら自身の最高の状態にあり、彼らの倫理と信念に忠実に生きることを目指している。世界のために良い模範を示し、内なる道徳的な羅針盤を信頼することによって、自分の状況を改善することができると信じている。外部の義務にストレスを感じるかもしれないが、それでも自身が持っているもので最善を尽くすことを選択する。INFP-Fiには、自分が正しいという希望と信念がある。

INFP-Fiは内省と個人的対話によって発達する。この機能を発達させるために、以下を実践する。

・自分自身と他の人々に誠実である。
・自分の価値観と信念に忠実である。
・疑念があったとしても、正しいと信じることを正々堂々と発言する。

INFP-Ne:シアー

INFP-Neはクリエイティブな機能である。この機能を十分に具現化すると、大胆にリスクを冒して新しいことに挑戦する。たとえ快適であっても、人生を変えたり、日常生活を手放したりすることを恐れない。INFP-Neは、遊び心があり、人生で多くの娯楽を見つける。

外向的直観が強い場合、自身の状況を改善するか、自らの人生を変える物事を学ぶことを望み、新しいアイデアと視点に自分の信仰を置く。いつも何か新しいことを読んだり学んだりして、新しいアイデアを模索している。直感的なプロセスに迷い込む可能性がある。IINFP-Neには多くの疑問があるので、何にでも気を配ることは難しい。INFP-Neはエネルギーに満ちていると感じるが、同時にわずかに気が散りやすく集中力が失われる。

INFP-Neは変化と機会を通じて発達する。

・人生に変化を起こし、新しいことに挑戦する。
・規範や伝統に疑問を呈する。
・新しいプロジェクトを起業し、新たな機会を手に入れる。

INFP-Si:フリースピリット

INFP-Siは、快適に使用できる機能である。この機能が強い場合、調和の取れたバランスと、変わらない快適なライフスタイルを手に入れることができる。この機能を利用することで、自分で築き上げてきた安定性を失うことを恐れて、新しい関係やプロジェクトへの着手を避けることがある。

同じ古いルーチンの中で立ち往生していると感じる。INFP-Siは、自分の生活が進歩しておらず、毎日が同じように古びたものだと感じることがある。新規プロジェクトを立ち上げたり、新しいことに挑戦するためのエネルギーが不足していると感じる。何か新しいことに挑戦することが無意味だと思うと、幻滅したり苦い思いをする可能性がある。このため、自分の障害になっていると感じるものを一掃したり、取り除いたりする段階を検討する。

INFP-Siは以下の事項によって発達する。

・健康的なライフスタイルを維持することに取り組む。
・人生に一貫性を持つ。
・組織的であるためにリストやツールを使う。

成長するために予測し過ぎないことを心掛ける。可能な限り、新たな可能性を獲得することに挑戦する。

INFP-Te:スターター

Teを使用すると、自分自身を保護することに集中できる。誤解されないことと自身のために立ち上がることに気を配る。外向的思考のグリップ下では、安全に自己表現できると感じない限り、本当の自分を世界から隠すかもしれない。

外部の要求と責任に圧倒されていると感じる。おそらく、困難な状況から撤退したり逃げ出したくなるような葛藤がある。人々が自分に期待しすぎている、または自分を押しのけたり虐げていると感じている。これにより、自身を守ろうとする場合に他者に爆発する可能性がある。

INFP-Teは次のことで発達する。

・達成する目標や目的を設定する。
・仕事や締め切りに責任感を持ち続ける。
・次のステップを意識することを忘れない。

1日30分はこの機能に身を任せ、最も好きなことに最大限に取り組む。この機能に人生をコントロールさせないことを心掛けないと、エネルギーが枯渇する。

出典:

コメント

このブログの人気の投稿

MBTI:タイプの関係

日本では何故かソシオニクスしかタイプの関係を扱っていないことになっている(?)が、MBTIでもタイプの関係については言及されている。「タイプの関係(相性)」は誰でも思いつくテーマなので当然だが、MBTIの関係論については、あまり有名ではない。理論的にはそこまで緻密なものではないが、参考までに紹介する(メインで取り上げるカーシーについては この記事 を参照)。 初期のカーシーは、真逆のタイプ同士の相性が最も優れていると考えていた。人は自分にないものに惹かれる。つまり、INTPとESFJが互いに惹きつけ合う。ただ、その後の観察から、カーシーは考えを変えたらしい。多くの結婚生活を観察した結果、SJとSP、NFとNTの組み合わせが最も多いことがわかった。どちらの組み合わせも、コミュニケーションの好みは一致している一方、目標を達成する手段は異なる。例えば、SJとSPは共に具体的な対象について話すことを好むが、SJは協調して行動するのに対し、SPは実利を重視して行動する。逆の組み合わせ(SJとNF、SPとNT)では、この関係性は成立しない。このため、SとNの違いが重要とされる。 実はタイプの関係については、マイヤーズも言及している。375組の夫婦を調査したところ、夫婦の77%は二つ以上の指標が一致していた。特にSN指標が一致していることが、タイプを問わず重要だという。マイヤーズは異なるタイプ間の違いを理解するためにMBTIを作ったが、実際は自分に近いタイプを好むらしい。ユングによれば、人のシャドウによる行動は、その人物の行動と見なすべきではない。シャドウを額面通りに受け取らないことが、結婚生活を上手く送る秘訣になる。 話をカーシーに戻すと、彼の理論ではSN以外の指標が逆のカップルに、最も互換性がある。つまり、 ESTP x ISFJ 、 ESFP x I STJ 、 ESFJ x I STP 、 ESTJ x ISFP 、 ENTP x INFJ 、 ENFP x INTJ 、 ENFJ x INTP 、 ENTJ x INFP がベストカップルになる。以下に各々の気質ごとの関係性をまとめた。 <SP:職人> SPは異性と真剣な関係になりにくい。衝動的に人々に惹きつけられ、新たな関係を結ぶ。他の気質よりも外見に気を遣い、性的な経験にも積極的である。抽象的な刺激には心を動かさない

トライタイプ

<トライタイプとは> 1995年の調査で、人はひとつだけでなく、好ましい順番で使用される三つのエニアグラムタイプを持つことが示された。これらの各タイプは三つのセンター、ヘッド(567)、ハート(234)、ガッツ(891)に存在する。 三つのタイプのうち、支配的なタイプは自我の優先する防衛戦略を表す。しかし、支配的なタイプの戦略が失敗すると、自我は残り二つのタイプの戦略を順番に利用する。支配的なタイプは常に統制者であるため、最終的に核となる戦略に立ち戻る。 <調査方法> 初期の調査から明らかになったことは、質問票やコーチングの際にクライアントによって使用された語彙パターンが、一貫して三つのタイプを中心に自我の戦略を組織したことである。言い換えると、クライアントは個人的な心理経験をさらけ出す際に、三タイプの言語や語彙を利用した。 クライアントは支配的なタイプだけでなく、他の二タイプの核となる恐怖とも共感した。さらに重要なことに、多くの人々は支配的なタイプとラインやウイングで繋がっていないタイプの語を使用した。殆どの理論家は全ての言動が支配的なタイプ、ウイング、ラインに帰するものと考えていたが、クライアントは各センターにおけるタイプの語彙を何度も使用したため、これはトライタイプの発見において重要な特徴である。 語彙分類は質問票の単語選択を統計的に実証し、各タイプが母語、年齢、性別、教育、国籍や人種を問わず独自の語彙を使用するという仮説を確認するために使用される。さらに、支配的な本能型の言語と同様に、トライタイプを構成する3タイプの語彙を使用することも確認する。このため、タイピングは5つの段階を経る。1)質問票。2)エニアカードを用いたテスト。3)本能型のテスト。4)語彙分類。5)コーチング。 出典: https://www.katherinefauvre.com/tritype/ <ウイングとライン> 調査は人がウイングとライン(エニアグラム図で点同士を結ぶ線)を利用することを示したが、これらのウイングとラインは、個別に使用される戦略に留まらない。何故、メインタイプと関連のない根源的な恐怖、語彙、動機や望みが報告されたのか?トライタイプにウイングタイプや統合・退行ラインに沿ったタイプが含まれると、そのタイプが活用されることが極めて多い。 例えば、トライタイプに3と6を持つ

MBTIとソシオニクスの違い:心理機能と情報要素

前回 はJ/Pの違いについて触れたが、MBTIとソシオニクスは4指標の定義、心理機能(情報要素)の定義においても異なっている。以下はWorld Socionics Societyが挙げた両者の違いとなる。 ①各指標が意味するもの ・MBTIのI / Eは「人と関わってエネルギーを得るか」だが、ソシオニクスではFに依存する。外向T型は交流をあまり必要とせず、内向F型は人と関わることを好む。 ・MBTIのN / SはN型のみが創造力・発想力に富むというバイアスがかかっており、S型は過小評価されている。ソシオニクスでは両者が得意とする領域で公平に取り扱われる。 ・MBTIのT / Fは「厳しさ・優しさ」を表すが、ソシオニクスでは競争心・攻撃性・厳しさはSeに依存する。よってソシオニクスにおけるSe優勢タイプの多くが、MBTIではT型になる。ソシオニクスのFは親切心・寛大さではなく、対人能力を表す。よってSe-Fタイプは社会的に優位に立つためFを利用する。 ・MBTIのJ / Pは「組織力・計画性の有無」を表すが、ソシオニクスではTに依存する。よって多くのF型がMBTIでPと判定される。ソシオニクスの合理・非合理は物事が「どうであるべきか(T / F)」「どうであるか(N / S)」というアプローチの取り方に焦点を当てる。EIE(ENFj)やEII(INFj)は計画性に欠ける可能性があるが、「自分の感情は正しい」「他人はこのように感じるべきだ」という明確な見解を持つタイプとなる。 ※なお、わかりやすくするために特徴を挙げたが、詳細は各指標に関する記事で確認して欲しい。 ②MBTIの認知機能とソシオニクスのIE ・MBTIのSe(現在を生きる、快楽を求める、美的感覚)=ソシオニクスのSi ・MBTIのSi(記憶、歴史、比較、時間感覚)=ソシオニクスのNi ・MBTIのSi(ルールを守る)=ソシオニクスのTi ・MBTIのTi(物事の仕組みを解明する)=ソシオニクスのTe ・MBTIのTe(権威、指揮、上下関係)=ソシオニクスのSe ・MBTIのFi(感情の状態)=ソシオニクスのFe ・MBTIのFe(人間関係、社会的に適切な態度)=ソシオニクスのFi ※ソシオニクスについては「 情報要素 」を参照。 ③グループ分け ・MBTI